障害年金の再請求は不服申立てとは異なります

障害年金の再請求とは、「2度目の障害年金請求」です。不服申立てである「審査請求」や「再審査請求」とは異なります。

一度目の障害年金請求が下記のような場合は、まず不服申立てを検討し、審査請求に進みます。

  • 障害年金請求が、不支給もしくは却下
  • 想定していた等級よりも等級が低かった
  • 遡及請求が認められなかった

審査請求の決定にも不服がある場合には、再審査請求をすることになります。

再審査請求で請求が棄却された場合は、訴訟をするか再請求するかという選択になります。この場合の「再請求」は、文字通り障害年金請求の手続きをもう一度行うことです。

障害年金の再請求は非常に困難です

障害年金の再請求は、初めて障害年金の請求をした時に提出した書類と、再請求で提出した書類を比較しながら審査を進めることになります。そのため、初めて障害年金を請求する時によりも難しいとされます。

例えば、障害認定日請求を行う時には、一度目であっても再請求であっても、同じ時点での診断書の提出が必要となります。一度目の手続きの際に、診断書の内容に障害の程度が軽く書かれていた場合は、主治医の理解を得て、本人の障害程度に合わせた診断書を提出することがあります。

この場合は、「同じ障害認定日」の診断書にも関わらず内容が違う、ということになってしまうので、どうして診断書の内容が変わったのかという理由を明らかにしておかなければなりません。

主治医が診断書の書き方を理解していなかった、きちんと症状が伝えられていなかった、など、変更理由を診断書や他の書面に記述することで、改めて作成したもらった診断書に基づいて審査してもらえることもあります。ケースによっては、カルテの開示や主治医の意見を求められる場合もあります。

事後重症請求の場合は認められやすい

事後重症請求の場合は、一度目の障害年金請求から時間が経過しているため、障害の程度が前回と違うということが理解されやすくなります。

一度目から再請求までに、日常生活や労働の支障はどう変わったのか、どのような経過で障害の程度が変わったのか、病歴・就労状況等申立書にしっかり記入しましょう。

診断書はある時点での状態を表すもの、病歴・就労状況等申立書は経過の流れを表すものなので、どちらにも必要な内容がきちんと記載されていることが重要です。