主治医に書いていただいた障害年金用の診断書を後から修正してもらえるのかどうか、という質問をよくいただきます。

基本的には、診断書は診療録(カルテ)に基づいて医師に記載していただくものであり、診療録と診断書の内容は一致していることが原則です。ですので、診療録に記載されている内容を、診断書には違う内容として書いていただくことはできません。


では、どんな時に診断書の修正を依頼できるのでしょうか。

  • 明らかなケアレスミス(誤字脱字や日付の間違い)について
  • 空欄であってはならない箇所の加筆
  • 患者さんの症状や日常生活能力に明らかな乖離がある場合の修正

などです。


このような場合は理由を医師にご説明して、修正をお願いすることはありますが、どうしても医師が修正に応じていただけない場合には、そのまま提出することもあります。その場合、年金事務所の窓口では不備書類として受け取ってくれない時もあります。


また、初診日だと思っていた医療機関で受診状況等証明書を取得して、見てみたら前医(以前にかかっていた医師)の記載があった場合には、それを書かないで欲しいと医師に依頼することはできるのでしょうか。

答えは、NOです!


前医の記載があれば、当然初診日はずれることになりますし、初診日の確定のやり直しにもなります。障害認定日もそれに合わせてずれていきますので、場合によっては障害認定日請求ができなくなる恐れもあります。

もしそんなことになったら、「前医の記載さえ無ければ、、」と思うこともあるかもしれません。しかし、受診状況等証明書も診療録に基づいて記載することが原則ですので、診療録に前医の記載がある以上は、受診状況等証明書にも同じように記載していただくことになります。

先日、ある福祉関係の行政の方から、驚くことを言われました。

初診日が数十年前で、どの医療機関のカルテもほとんど破棄されており、初診日の証明がかなり困難な方の案件を見て、


「今の病院で、前の病院のことは一切書かないでもらえば簡単ですよ!」

と。

それは虚偽の記載になり、障害年金の不正受給と一緒です。障害年金で困難なことがあったとしても、決してこのようなことはしないでください。

いろいろと行き詰ってしまう前に一度、専門社労士に相談をおすすめいたします。
障害年金診断書 & 申立書 提出前チェック サービスでは、提出用に用意された診断書と申立書の受給の可能性や不備などを確認して、必要な修正のアドバイスを行っています。あわせてご検討ください。