受給額について

障害年金の受給額は、障害基礎年金(1級・2級)と、障害厚生年金(1級・2級・3級・障害手当金)の加入期間や支払った保険料によって決まります。

※「初診日」に加入していた年金制度が国民年金であれば「障害基礎年金」、厚生年金であれば「障害厚生年金」を請求することができます。

障害基礎年金(国民年金)には1級・2級があり、年金額は定額です。 障害厚生年金(厚生年金)は、1級・2級・3級・障害手当金があり、加入期間や支払った保険料によって異なる報酬比例の年金額になります。

よって、「いつ」に「どの年金に加入していたか」を調べることがとても重要になります。

障害基礎年金の受給額

1級:年額 977,125円(月額:81,427円)
2級:年額 781,700円(月額:65,141円)

※18歳年度末までの子供がいる場合は1人につき224,900円(3人目以降の子供は75,000円)が加算されます。

参考:日本年金機構 障害基礎年金の受給要件・支給開始時期・計算方法

障害厚生年金の受給額

1級:報酬比例の年金額 × 1.25 + 配偶者の加給年金額(224,900円)※1
2級:報酬比例の年金額 + 配偶者の加給年金額(224,900円)※1
3級:報酬比例の年金額 最低保障額 586,300円

障害手当金:報酬比例の年金額 × 2(1,172,600円に満たない時は1,172,600円)

※報酬比例の年金額:毎月の稼ぎの平均(ボーナス含む)と、厚生年金を何ヶ月収めたか

※1:その方に生計を維持されている65歳未満の配偶者がいるときに加算されます。

参考:日本年金機構 障害厚生年金の受給要件・支給開始時期・計算方法 受給できる金額についてもっと知る

障害年金で受給できる金額(令和2年度)

① 障害基礎年金の額は定額、障害厚生年金の額は報酬比例の年金額である
② 障害基礎年金1級・2級をもらう方は、子供がいれば子の加算額がつく
③ 障害厚生年金1級・2級をもらう方は、さらに配偶者の加給年金額がつく

【 障害基礎年金の額 】

障害基礎年金の額は定額で、2級は781,700円(令和2年度)、1級は2級の障害基礎年金の額の1.25倍になり、977,125円です。受給権者により生計を維持されている子供がいる場合には、1人につき224,900円(3人目以降の子は75,000円)が加算されます。

~加算の対象になる子とは、以下のいずれかに該当する子になります~

・18歳到達年度の末日(3月31日)を経過していない子
・20歳未満で障害等級1級または2級の障害を持つ子

【 障害厚生年金の額 】

障害厚生年金1級・2級を受給する方は、2階建ての年金になりますので、障害基礎年金も合わせて受け取ることができます。

障害厚生年金は報酬比例の年金額といい、厚生年金加入中の給料(報酬)により計算をするため、受け取る年金額は人によってそれぞれ異なります。障害厚生年金の額も障害基礎年金の額と同じように、1級は2級の障害厚生年金の額の1.25倍です。障害厚生年金1級・2級の受給権者に生計を維持されている65歳未満の配偶者がいる場合には、224,900円の加給年金額がつきます。

障害厚生年金3級には子供や配偶者の加算がなく、2階建ての年金ではありませんので報酬比例の年金額のみ支給されます。しかし、新卒で入社間もない方や給料が低額だった方等は報酬比例の年金額が少なくなりますので、最低保障額が設定されています。(最低保障額586,300円)

※3級よりも軽度で症状が固定した場合等に、障害手当金として一時金が支給されます。(他にも条件あり)

~子供や配偶者の加算がつく「生計を維持されている」の条件とは~

① 同居していること(別居していても、定期的に仕送りをしているか、健康保険の扶養親族である等であれば認められます。)
② 子供や配偶者の前年の収入が850万円未満、または所得が655万5千円未満であること

【 参考 】障害厚生年金(報酬比例)の計算方法

報酬比例の年金額は、以下のAとBを足した額となります。

A:平成15年3月以前の加入期間の金額平均標準報酬月額※2×7,125/1,000×平成15年3月までの加入期間の月数※3

B:平成15年4月以後の加入期間の金額平均標準報酬額※2×5,481/1,000×平成15年4月以降の加入期間の月数※3

※1 平均標準報酬月額…平成15年3月以前の標準報酬月額の総額を、平成15年3月以前の加入期間で割った額

※2 平均標準報酬額…平成15年4月以降の標準報酬月額と、標準賞与額の総額を平成4月以降の加入期間で割った額

※3 加入期間の月数…加入期間の合計が、300月(25年)未満の場合は、300月とみなして計算します。また、障害認定日がある月後の加入期間は、年金額の計算には参入しません。

まとめ ~ 障害年金で受給できる金額~

① 1級・2級の障害厚生年金は、同時に障害基礎年金部分ももらえる

② 障害厚生年金には3級があり、最低保障額がある

③ 障害厚生年金は報酬比例の年金額であり、計算の基礎となる加入期間が300月に満たない場合には、300月あるものとして計算される